三段論法に安らぎを!(その2)

前回の記事はこちらを参照していただきたい

https://a10.hatenablog.jp/entry/2019/10/19/225846

 

さて、

前回の記事を要約すると

【三段論法に背もたれを!】

であったが、

 

今回は...

【三段論法を寝かしつける方法】

である。

まず、例のごとく三段論法をもう一度見ておこう

 

1.三段論法とは?

これは前回と同じ例ではあるが、

大前提:すべての人間は死ぬ。

小前提:ソクラテスは人間である。

結論:ゆえに、ソクラテスは死ぬ。

 

またソクラテスを殺してしまった!

 

図にすると、おなじみの

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こういうふうになる。

 

2.どこを寝かしつけようか?

社会には三段論法を振りかざして、正論を云々する人が多い。コミュニケーションはもっと微妙なものなのに。

彼らのことを【ホモ・アリストン】と呼ぼう。

ラテン語ギリシャ語がめちゃくちゃではあるけれど。

だから、三段論法には背もたれだけでなく、もはや少しおねんねしていただく必要があるのだ。

問題は、以下の2つくらいだ。

①どこに枕を置いてやるか?

②どこまで布団をかけるか?

 

では、早速見ていこう。

①どこに枕を置いてやるか?

以下のように三段論法を寝かしつけようとする人がいる。

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これは、大きな間違いである。ただ何も考えずに寝かせたにすぎない。

ではどうすればいいのか?

 

結果から述べよう。「小前提」と「結論」の2箇所に置いてあげなければならない。

理由は簡単である。

この前見た、三段論法の健康診断の記録から明らかなのだ。

 

・・・・・健康診断結果・・・・・

大前提:500g

小前提:1500g

結論:2750g

 

ご覧の通り、小前提や結論が明らかに重くなっている。これはアプリオリの結果ではなく、三段論法の「利用方法」によるものだろう。

だから、このように枕を置いてあげよう。

 ただし、「結論」はしばしば過激なものになるため、水枕にすべきであるようだ。

 

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以上が枕の置き方である。

時間が来たようだ。アリストテレスと食事に行かなければならない。

布団の置き方は次回にまわそう!

 

三段論法に安らぎを!!!