三段論法に安らぎを!
アリストテレスに脅されながら書いています。
「三段論法について記事を書け」と。
ですから私が普段思っていることについて、書かねばなりません。
【!!三段論法に背もたれを付けよ!!】
背もたれって、椅子についてるあれだ。
1.三段論法とは?
例えば、有名なもので、
すべての人間は死ぬ。
ソクラテスは人間である。
ゆえに、ソクラテスは死ぬ。
(このように、ソクラテスは人類で最も死を宣告された人間になるわけだが、調べたところ最も古いものでJ.S.ミルがこの形式的宣告を下しているようだ。詳しくはこちら
https://dwheeler.com/essays/all-men-are-mortal.html
)
――つまらないことを論理学ではよく取り扱う。図で見ると、こうだ。
2.背もたれとは?
背もたれのない状態は、自然な状態だろうか?
気取ったバーで背もたれのない椅子に座らされ、自律状態を強制されるとき、中世を思い出すことはないだろうか?
地球における2大発明とは、
キャリーバッグにキャスターをつけたことと、
椅子(尻を置く台)に背もたれをつけたことである。
↑椅子の画像。腰と背中を全力で守ろうと、穏やかな顔で背もたれが待ち構えている
宣言しよう。
背もたれは安らぎだ。安寧だ。未来だ。
人類の永続的な勝利。ギャンブル性の危険な泥酔の夢を見させてくれるインド象だ。メロディーだ。ココアの温もりとかき氷の爽やかさだ。田畑だ。直観と概念の調和だ!意志と表象の芸術的一致なのだ。
3.背もたれと三段論法
ラファエロを見てみよう。
もちろんこれが古代ギリシャそのものではないが...背もたれの安らぎを備えた人はそんなことで怒りはしない。
注目すべきは2つ。
A
ああ、アリストテレスだ。背もたれは?ない!
ご覧の通り、三段論法の祖は論理的ではあったが、背もたれを発明することはできなかったのである。万学の祖は、おしゃべりに夢中で背もたれに気づく暇もなかったのである。
B
シノペのディオゲネスである。
何してる?座っている!(邪魔をしないでくれ、とでも言いたそうに)どこに?階段に!
なぜ階段か?
そう、すでに彼は背もたれの存在に気づいていたのである。おしゃべりや書き物をしている哲学者どもをあざ笑うかのように!
つまり、アリストテレスとディオゲネスの融合が三段論法の背もたれである。今まで内緒にしていてすまなかったが、古代ギリシャのオーパーツは背もたれなのだ。なぜなら背もたれは未来だから。
4.実践
こうは言ったものの、実践は極めて難しい。
試案を2つご披露するので、思いついた方は教えてほしい。
A.視覚的に
背もたれがついた。
B.叙述的に
背もたれ付きのすべての人間は死ぬ。
背もたれ付きのソクラテスは背もたれ付きの人間である。
ゆえに、背もたれ付きのソクラテスは死ぬ。
何を言っているかわからない人は、背もたれ付きの何かで20回読み直すことをおすすめする。
理解できない時点で、おしゃべりのアリストテレスになってしまっている可能性がある!