テストに丸をつけた。
庭で植木に「えさ」をやっていたころ、(ついでに小鳥にえさをやっていた。)
正直に言って、私は禿げた。一芸もない私が芸人として長年やってこれたのはこの頭皮の量子力学的変化のおかげでもあるのだから、感謝すべきだろう。
妻と話しながら、庭でほうきを掃いていたら(嘘じゃない。芸人はギャンブラーだから、試しにそういうこともする)、紙切れが一枚飛んできた。拾って読んでみた。本文は・・・・・・書いていない。P.S.もない。手紙でもなさそうだ。ぐちゃぐちゃのようで、折り目がぴんと張っている。年寄りの先輩芸人みたいだ。完全に真っ白だ。宛先もない。文章もない。比喩もない。結びの言葉もない。時候の挨拶もない。結びの言葉もない。拝啓もない。おかしみもない。お涙頂戴もない。別れのあいさつでもない。郵便番号もない。住所もない。切手もない。重さもない。面積もない。実は、紙切れもない。庭もない(マンションだ)。ほんとは妻もない。手も足も出ない。
だから、これはテスト用紙である。私は、拾ったそれに、赤のペンで大きく丸をつけた。その採点済みを紙飛行機にして飛ばして、その上へ寝転がった。
三段論法に安らぎを!
アリストテレスに脅されながら書いています。
「三段論法について記事を書け」と。
ですから私が普段思っていることについて、書かねばなりません。
【!!三段論法に背もたれを付けよ!!】
背もたれって、椅子についてるあれだ。
1.三段論法とは?
例えば、有名なもので、
すべての人間は死ぬ。
ソクラテスは人間である。
ゆえに、ソクラテスは死ぬ。
(このように、ソクラテスは人類で最も死を宣告された人間になるわけだが、調べたところ最も古いものでJ.S.ミルがこの形式的宣告を下しているようだ。詳しくはこちら
https://dwheeler.com/essays/all-men-are-mortal.html
)
――つまらないことを論理学ではよく取り扱う。図で見ると、こうだ。
2.背もたれとは?
背もたれのない状態は、自然な状態だろうか?
気取ったバーで背もたれのない椅子に座らされ、自律状態を強制されるとき、中世を思い出すことはないだろうか?
地球における2大発明とは、
キャリーバッグにキャスターをつけたことと、
椅子(尻を置く台)に背もたれをつけたことである。
↑椅子の画像。腰と背中を全力で守ろうと、穏やかな顔で背もたれが待ち構えている
宣言しよう。
背もたれは安らぎだ。安寧だ。未来だ。
人類の永続的な勝利。ギャンブル性の危険な泥酔の夢を見させてくれるインド象だ。メロディーだ。ココアの温もりとかき氷の爽やかさだ。田畑だ。直観と概念の調和だ!意志と表象の芸術的一致なのだ。
3.背もたれと三段論法
ラファエロを見てみよう。
もちろんこれが古代ギリシャそのものではないが...背もたれの安らぎを備えた人はそんなことで怒りはしない。
注目すべきは2つ。
A
ああ、アリストテレスだ。背もたれは?ない!
ご覧の通り、三段論法の祖は論理的ではあったが、背もたれを発明することはできなかったのである。万学の祖は、おしゃべりに夢中で背もたれに気づく暇もなかったのである。
B
シノペのディオゲネスである。
何してる?座っている!(邪魔をしないでくれ、とでも言いたそうに)どこに?階段に!
なぜ階段か?
そう、すでに彼は背もたれの存在に気づいていたのである。おしゃべりや書き物をしている哲学者どもをあざ笑うかのように!
つまり、アリストテレスとディオゲネスの融合が三段論法の背もたれである。今まで内緒にしていてすまなかったが、古代ギリシャのオーパーツは背もたれなのだ。なぜなら背もたれは未来だから。
4.実践
こうは言ったものの、実践は極めて難しい。
試案を2つご披露するので、思いついた方は教えてほしい。
A.視覚的に
背もたれがついた。
B.叙述的に
背もたれ付きのすべての人間は死ぬ。
背もたれ付きのソクラテスは背もたれ付きの人間である。
ゆえに、背もたれ付きのソクラテスは死ぬ。
何を言っているかわからない人は、背もたれ付きの何かで20回読み直すことをおすすめする。
理解できない時点で、おしゃべりのアリストテレスになってしまっている可能性がある!
ギネス記録に挑戦失敗しました。
8年前からギネス記録に挑戦していました。
歴史に馬鹿馬鹿しいことで名を残すのは私の夢でもあったのですが――
内容は「ひと息で最も長く[a]音を出し続けた者」というもので、要するに私は8年前の9月20日から「あーーーーーーー」ってずっと言い続けていた。現在の記録は9年6ヶ月らしい。
結婚は8年前だった。ロンドンで出会ってすぐに結婚を申し込んだ。観測員兼人生の伴侶として。
8年も「あーーーーー」って言い続けていると口は乾燥するし、唇は割れる。その度に軟膏を塗ってくれた。3年前に記録を続けながらピクニックへ出かけたときは、コバエが1087匹口に入って、おかげさまで思いがけないギネス記録を達成した。
脱水症状になりかけたときは点滴注射をした。顎が外れたときは....そのままにした。
命がけで続けてきたそんな記録は、昨日あっけなく途切れてしまう。
口の中で飼っている(ピクニック以来だ)コバエが歯に挟まったので、つまようじで取り除こうとした。その瞬間、妻が赤旗を上げた!失敗だ!
「いーーーーーーー」という声だけが、部屋に響き渡っていた。
奇跡的な状態が続いています。
奇跡的な状態です。
当ブログでは「正種族」(自身の行為の結果生じる数値が正になるもの)と「負種族」(負になるもの)のバランスが完全に一致した状態が続いています。
(記事下のグラフを参照してください)
マルサスの人口論では、正種族の人数は、負種族を凌駕する、もしくは正種族の生産数値pと負種族の生産数値nは必ずp>nとなることが前提となっていますので、当ブログには全然当てはまらないということになります。
負種族の人間は必ず負の質量をもっているとは限りませんが、一般にはF=m(<0)aが成り立つといわれています。
この驚くべき現象が何を示しているのか、については粘り強い研究が進められています。物理学、社会科学に大きな影響を与えることは間違いありません。
通行人調査のアルバイトをした
今日のバイトの話します。
大学の学内バイトなんだけど、講義中大学の教室(313号室)の教室の真ん中の席に座ってるだけで時給1500円×3時間分。
これだけでもアホな学校だってわかる。
バイトは交通量調査。
講義聞いてる形(つまり、普通に前を向いて)で、僕の机と椅子の間の通行量をおなじみのカウンターで数える。
↓結果がこれ。
バイトだけど、僕なりの考察を。
①文化人類学の時間に交通量が少なかったのは、映画を見る講義だったからだろう。しかも美男美女の恋愛もの。大人しく見るか、寝るかのどちらかだったはず。
②日本文学では自転車の通行量が急激に増えている。これには2つ理由があって、1つは小説「サクリファイス」(自転車が出てくる有名な小説だ)を取り扱ったから。文学で取り扱うのはちょっと珍しいけど、それは大学の競輪サークルのやつが教授にリクエストしたらしい。で、2つめの理由は、文化人類学にはいなかったそいつらが練習帰りに自転車に乗ったまま教室にやってきたから。
③これには理由も何もない。自然演繹、ヘンペルのカラス、数学的帰納法、ウィトゲンシュタイン...は、交通渋滞の大原因のようだ。僕の前なんかずっと渋滞していたし、教授は2,30回は轢かれていた。
天井の忍者から頭を突き刺された(貫通)
許せないことがあった。
(ここで改行を加えてみようと思う)
社内で定例会議の最中のことだが、机の上に日本の地球儀が飾られていて、その話は今全然関係ない。めっちゃ眠かった。でもその代わり天井に忍者がいるのがわかっていた。
部長が第5事業開発部のガチャポンの新しい商品について説明しているときに、
やつは長ーいその刀の先を眠そうな私の頭へ向け、資料が5ページをめくるときに、
思い切り頭を突き刺した。
脳は水で溢れているから、ずぶずぶ剣がすすみ、
勝算のない商品の、数遊びになった損益分岐点なんてもうどうでもいい!
空気の抜けどころで、あろうことか、ぷしゅう、と音がした。
なんてことか!
おかげで俺は屁をしたと思われた。最悪だ。いつもしたくても我慢していたのに。
くそくそくそくそ屁なんてしてないのに、忍者が悪いのに。
誰も信じてくれない!
(1つの)学校へ登校しました。
本日は、'(1人の)私が(1つ)投稿します。
数学で、こう(1つ)習いました。
3a + a = 4a
簡単な(1つの)式ですが、不思議に思いました。それは(1つの)2項めの"a"には
なぜ(1つの)1がつかないのでしょうか?
正確には
3a + 1a = 4a にすべきだと(1人の)私は(1つ)思います。
こうしたほうが(1つの)足し算と同じでわかりやすいですよね?
こう(1人の)先生に話したところ、「時間の無駄だ」と言われ、(1部屋の)教室から(1人)出ていくように言われました。本当に惨めな思いでした。
「(1人の)先生なんか馬鹿だ」と(1回)思いましたが、みんなの冷めた目を思い出して、「(1人の)僕のほうが本当は馬鹿なのかもしれない」とも(1回)思いました
1人の(1人の)私はほんとに(1人)なのでしょうか?(1人(1人(1人)の)(1人の)私が(1つ以上の)心があるような気がします。
(1つの)aは本当に(1つの)1つなのでしょうか?